即戦力の磨き方
大前 研一
大前節が炸裂の毒舌バリバリ。
彼は謙遜がなくても、文句が言えないくらい、スゴイ人です。
本の中では、事例が新しいので、今買って読むにはグッドでしょう。
しかし、磨き方と言っても、具体的な指示を期待するのは禁物。
自分は何をすべきかと考えさせ、示唆している本です。
これからの時代に必要なスキルは何か。
スペシャリストでもなく、ゼネラリストでもなく、
プロフェッショナルにならなければ、これからの時代では通用しません。
また、日本を鋭く、悲観的に見ていますが、ズバリ的確です。
ボーダーレス社会だからこそ、一人一人ががんばらなければいけません。
ぬるま湯に浸かっている「日本人」では駄目です。
世界を舞台にする優秀な人材が輩出されれば、「日本」は変わるのです。
30代で社長。
それがスゴイと思われている日本はやっぱり遅れているのです。